8年前、中学三年生から高校三年生までの四年間、授業を担当させていただいた生徒がいました。その彼女から最近、大学四年生となり、地元岩手県の大学教員試験に無事合格したとの連絡をいただきました。
その時に、彼女がメールで話してくれたことがとても印象的でした。塾でただ勉強を教わるだけでなく、「当塾で学んだことがその後の試験で活きた」と言ってくれたのです。休憩中にゲームをしてリフレッシュしたり、辛くならないように工夫した授業が、教員試験でも役立ったと報告してくれました。
彼女が今後どのような人生を歩むのかは分かりませんが、メールの中には「学校の先生と塾の先生、立場は違うけれど、同じ教育者として一緒に頑張りましょう」との温かいメッセージがありました。
なぜか毎年、一人か二人は「先生になりたい」と言ってくれる生徒がいることも、とても嬉しいことです。私自身、まず自分が勉強を楽しむことを大切にしています。私が楽しんで授業をしている姿が生徒にも伝わり、そういった部分に魅力を感じてくれるのだと思います。
これからも、生徒たちがそれぞれの人生で幸せに過ごせるよう、塾での学びがその一助になってくれれば嬉しいです。
遠野学習塾でした。