こんにちは
遠野学習塾です。
今日は反抗期について書きたいと思います。
小学生から中学生にかけて、こどもたちはいわゆる反抗期として大人に反発する時期があります。アドラー心理学の解釈を引用させていただくと、この時期の行為は「大人に挑戦を挑んで自分たちの力を認めて貰うため」らしいです。
ここでちょっと、この時期のお子さんを持つ保護者のかたにオススメしたいのは、反抗期(あるいはその前後)のこどもに強く勉強を推すのはやめたほうがいいですよ、ということです。
理由は2つありまして、
一つはさらに勉強をしなくなるから
もう一つは勉強以外をしなくなるから
です。
一つ目の理由に関しては、たくさんの親御さんが経験あるのではないでしょうか。
「あんたちゃんと勉強しなさい!」
「うるせぇ、ババア!」
マンガやドラマでもこのワンシーンはよく見かけますよね。
先ほど述べた通り、子どもは認められたいがためにわざと反発します。なので反発している状態で「勉強しなさい」なんて声をかけたら当然反発します。それは先ほど述べたように子どもたちにとって「自分の力を認めてもらうために必要な行為」なのです。
もう一つ、認めて貰おうという意識がある以上、反抗期に前後して今度は大人を喜ばせることで力を認めてもらおうとする時期があります。
一見とてもすばらしいことのように思えますが、子どもの将来を考えると「大人が喜ぶことをしていればいいんだ」という誤解がこれからの人生でマイナスになる可能性があります。
本当はもっと別のことに興味があったんだけど、褒められたいがために勉強をする。すると大人になって残るのは「興味がなかった勉強」だけになりますし、それに大人になったら誰からも褒められなくてもやるべきことがたくさんあるのは皆さんご存知のとおりです。
他人に喜ばれることだけを第一に考えて、自分の人生を蔑ろにしてしまわないようにということです。
———ここまで書くと「学習塾の先生なのに勉強させる気がないのか」と思われてしまいそうですが、僕自身は勉強を通じてたくさんのものが得られるのでやるべきだと思っています。しかし、それをそのまま押しつけてしまうとかえって勉強しなくなってしまう、というのがむずかしいしいんですけどね...
加えてこの時期に必要なのは「もう認めているし尊敬しているからその態度はいらないよ」って伝えてあげることなんじゃないかって思います。
僕はもともと不登校だったので、ちゃんと学校行っているだけでまじですごいやつだと思います。わからない問題に手をつけるようになったら、勇気があるんだなぁとも思います。
とまぁ、こんな感じでよくよく見ていれば、今の子どもたちにはすごいなって感じれる点がいっぱいあります(親としては、自分のこどもを尊敬するっていうのはちょっと恥ずかしいかもしれませんが...)。
でもそういう態度で接していると、最初はつっかかってきてもふしぎと勝負を挑んでこなくなりますよ。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
それではどうか良い一日を!
遠野学習塾でした。