当塾では個別指導という授業形態をとります。それは最もわかりやすい授業は生徒ひとりひとり違うためです。たとえば、下のような算数の問題があったとしましょう。
20-44+47-19=?
あなたのお子さんはどのような解き方をしているでしょうか?
①左から順に計算している
②左の2項と右の2項を先に計算する
③20-19と47-44を先に計算する
私がオススメする解き方は③です。理由は、
①途中計算でマイナスがでない
②扱う値が1ケタになる
よってケアレスミスが起きにくくなるためです。小学生低学年でこの解き方をできる子がもしいれば、もっと新しい解き方を教えても良いでしょう。しかし、①や②の解き方をした子が算数が苦手ということではありません。
①や②の解き方をする生徒は、テクニックを駆使する美しい解答をする必要はないということです。特に①の解き方をする生徒はロジックを着実に組み立てることが得意です。であるならば、時間をかければ点数があがる社会や理科、高校生ですと古典や英語との相性が良いでしょう。算数に限って言うならば、とにかく問題を解いて計算速度の向上そのものを目指すべきです。
いかがだったでしょうか。
このようにそれぞれの生徒の考え方や得意なことを見抜くためには、ただ問題を解けているかどうかではなく、どのように考えたか・どれくらい時間がかかったのかを考慮する必要があります。そのため、当塾では個別指導という授業形態を採用しています。